作詞作曲/とと 編曲/WoodstocK
刻の雫
今は昔 宵の闇は深く
明けの空は 真珠色に染まり
飛鳥の地に 茜さす夕暮れ
影は伸びる どこまでも蒼く
ココロハ シズムユウヒニ
イツシカ トマッタセカイセオイ
オモカゲ オモイモスベテ
ワスレテ
頬をつたう 刻の雫
ひとつ ふたつ 君が微笑む
募るは 万葉の想い うた
風に託して 夢に還る
西の空に 焔が舞うころ
ときを告げる鐘が鳴り響く
ネガイハ アマカシコエテ
イツカハ フタタビコノバショデ
カナウト ミチカケカゾエ
シンジテ
頬をつたう 刻の雫
ひとつ ふたつ 季節は巡り
独り佇む この場所で
君にとどけと 宙にうたう
過ぎし日々を 鮮やかに映し
水は刻む 悠久の ときの音
頬をつたう 刻の雫
ひとつ ふたつ 君が微笑む
初霜白菊 悴む手 そっと触れた
頬をつたう 刻の雫
ひとつ ふたつ 季節は巡り
募るは 万葉の想い うた
君にとどけと 宵を翔けてゆく
-終-